イスラーム入門シリーズ
聖預言者ムハンマド


六、預言者の人格



 世界がアッラーの慈愛と導きを再び必要とし、最良の人ムハンマドが選ばれて、人間性を失った人々にアッラーの教えを伝えることになりました。



 荒廃した社会の中で、清廉潔白にして慈悲深く、寛容にして正道を歩み、唯一神アッラーを崇めていたただ一人の男ムハンマド。アッラーは彼を自らの使徒として選んだのです。ムハンマドは、いつも行っていたメッカ近くの丘にあるヒーラの洞穴の中で、アッラーについて瞑想にふけっていました。



 どんな美しい行為でもほめたたえられることのないすさみきった当時の社会の中でさえ、ムハンマドは非常に高い道徳心の持ち主であり、まわりの人たち皆は彼を心から尊敬し、彼のことを「アル・アミーン」、即ち「信頼できる人」とか「正直者」とか呼んでいました。







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