マスジド イスティクラール(Masjid Istiqlal)
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マスジド・イスティクラールについて
 イスティクラール(Istiqlal)とは独立という意味のアラビア語である。1949年インドネシアがオランダからの独立を正式に勝ち取って間もなく、世界最大のムスリム人口を有するインドネシアにふさわしいマスジドを立てようとのアイデアが、当時の宗教大臣KH. Wahid Hashim氏(ワーヒド元大統領の父親)とAnwar Cokroaminoto氏などから出された。そして、1953年マスジド・イスティクラ-ル建設委員会(Anwar Cokroaminoto氏が初代会長)が発足した。建設地は、Jakarta Cathedralに隣接した場所に決定した。1955年マスジドのデザインコンテストが行われ、Frederich Silaban氏の作品名『ketuhanan(神性)』が採用された。
 礎石は1961年8月24日スカルノ大統領によって設置され、17年の歳月をかけ1978年2月22日スハルト大統領時に開堂した。東南アジア最大のマスジド。建設費70億ルピア(1200万ドル)。

 神の99の美名から、7つのゲートにアッサラーム、アルクッドゥース、アルファッターハ、アルマーリク、アッラフマーン、アッラッザーク、アルガッファールと名付けている。ゲートを7つにしたのは、7層の天から取った。
 メインドームは直径45メートル。これは1945年のスカルノ邸前で一方的に独立宣言を行った年に由来している。
 そのメインドームを支えるように礼拝スペースには12本の柱が立っている。その数12は預言者の誕生日・死亡日であるラビーウルアウワル月(イスラム暦3月)12日に由来している。
 また、5層の礼拝スペースは、『イスラム5行6信』の5行に由来して作っている。
 マスジドの南東部分にはミナレットが1本立っている。その高さは6.666センチあり、アル‐クルアーン(コーラン)の合計アーヤ数6,666に由来している。
訪問のみなさんへ
●ムスリムの場合
一礼拝者として訪問し、自由に礼拝を行ってもよい。
●非ムスリム訪問者の場合
金曜日のジュムア礼拝前後以外は、時間内は訪問できる。
ただし、次のことを守っていただきたい。
1、非ムスリム訪問者であることを受付で述べること。マスジドの案内人が同行する。
2、まず簡単なイスラムの説明と当マスジドの説明を受ける。
3、宗教施設への訪問にふさわしい服装であり、静粛に行動を行うこと。
 男性の服装:半ズボンは不可。(その場合、サロンを着用する)
 女子の服装:肌を露出しないこと。長ズボン、ロングスカート着用。スカーフ着用。
4、2階のメイン礼拝スペースには入れない。3階が見学をする階となる。中庭、廊下、回廊などはOK。
5、入場無料。
6、写真撮影は案内人の指示に従うこと。(基本的に女性や礼拝者に露骨にカメラを向けなければOK)
 
マスジド見取り図
北東側からの入り口にある正面看板 アッサラーム門前から撮影
アッサラーム門前の看板。 アル=ファッターフ門
靴を無料で預けられる下足番カウンター ウドゥーの水場
ウドゥーが終われば2階の礼拝所へ
ミフラーブ ドーム
5階建ての礼拝スペース。  
壁に埋め込まれたように見えるミフラーブとミンバル(説教台) 緑のタスキをかけたマスジドのスタッフ
3階礼拝スペース 3階から見たミフラーブ
  本堂の南にある中庭
  ミナレットから見たマスジド
 ミナレット ミナレット
正面玄関から見たマスジド 背面には:『マスジド・イスティクラール駐車場係、ようこそ、14』と書いている。
  付属幼稚園
マスジド・イスティクラールの向いに建つJakarta Cathedral  
2011年12月14日撮影
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