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51-31.かれは言った。「それで、あなたがたの御用件は何ですか、使徒の方がたよ。」

قَالَ فَمَا خَطْبُكُمْ أَيُّهَا الْمُرْسَلُونَ 31

51-32.かれらは、「わたしたちは罪深い民に遣わされたのです。

قَالُوا إِنَّا أُرْسِلْنَا إِلَى قَوْمٍ مُّجْرِمِينَ 32

51-33.泥の礫を(雨のように)かれらの上に降らすために。

لِنُرْسِلَ عَلَيْهِمْ حِجَارَةً مِّن طِينٍ 33

51-34.放埓を尽す者にたいして、主の御許で印された(泥の礫を降らそう)。」と言った。

مُسَوَّمَةً عِندَ رَبِّكَ لِلْمُسْرِفِينَ 34

51-35.それから、われはそこにいた信者たちを立ちのかせようとした。

فَأَخْرَجْنَا مَن كَانَ فِيهَا مِنَ الْمُؤْمِنِينَ 35

51-36.しかし、その(町の)中で見出したムスリムの家は、只の一軒だけであった。

فَمَا وَجَدْنَا فِيهَا غَيْرَ بَيْتٍ مِّنَ الْمُسْلِمِينَ 36

51-37.われは痛ましい懲罰を恐れる者のために一つの印としてそこに残した。

وَتَرَكْنَا فِيهَا آيَةً لِّلَّذِينَ يَخَافُونَ الْعَذَابَ الْأَلِيمَ 37

51-38.またムーサーにも(印があった)。われが明らかな権威を授けて、かれをフィルアウンに遣わした時を思い起せ。

وَفِي مُوسَى إِذْ أَرْسَلْنَاهُ إِلَى فِرْعَوْنَ بِسُلْطَانٍ مُّبِينٍ 38

51-39.かれ(フィルアウン)はその権勢を傘に、背を向け、「こいつは魔術師か、それとも気違いだ。」と言った。

فَتَوَلَّى بِرُكْنِهِ وَقَالَ سَاحِرٌ أَوْ مَجْنُونٌ 39

51-40.それでわれは、かれとその軍勢を捕えて海に投げ込んだ。本当にかれは、けしからぬ者であった。

فَأَخَذْنَاهُ وَجُنُودَهُ فَنَبَذْنَاهُمْ فِي الْيَمِّ وَهُوَ مُلِيمٌ 40

51-41.またアードにも(印があった)。われが惨害を齎す風をかれらに送った時を思い起せ。

وَفِي عَادٍ إِذْ أَرْسَلْنَا عَلَيْهِمُ الرِّيحَ الْعَقِيمَ 41

51-42.それはかれらを襲って、凡てを壊滅し廃墟のようにして、何も残さなかった。

مَا تَذَرُ مِن شَيْءٍ أَتَتْ عَلَيْهِ إِلَّا جَعَلَتْهُ كَالرَّمِيمِ 42

51-43.またサムードにも(印があった)。「束の間(のあなたがたの生)を楽しめ。」と言われた時を思い起しなさい。

وَفِي ثَمُودَ إِذْ قِيلَ لَهُمْ تَمَتَّعُوا حَتَّى حِينٍ 43

51-44.その時かれらは、主の命令に横柄に背いたので、あれよと見ているまに雷に襲われた。

فَعَتَوْا عَنْ أَمْرِ رَبِّهِمْ فَأَخَذَتْهُمُ الصَّاعِقَةُ وَهُمْ يَنظُرُونَ 44

51-45.最早かれらは起き上ることも出来ず、また守ることも出来なかった。

فَمَا اسْتَطَاعُوا مِن قِيَامٍ وَمَا كَانُوا مُنتَصِرِينَ 45

51-46.以前にも、ヌーフの民を(われは滅ぼした)。本当にかれらは反逆の民であった。

وَقَوْمَ نُوحٍ مِّن قَبْلُ إِنَّهُمْ كَانُوا قَوْمًا فَاسِقِينَ 46

51-47.われは偉力をもって天を打ち建て、果しない広がりにした。

وَالسَّمَاء بَنَيْنَاهَا بِأَيْدٍ وَإِنَّا لَمُوسِعُونَ 47

51-48.またわれは大地を打ち広げた。何と見事に広げたことよ。

وَالْأَرْضَ فَرَشْنَاهَا فَنِعْمَ الْمَاهِدُونَ 48

51-49.またわれは、凡てのものを両性に創った。あなたがたは訓戒を受け入れるであろう(という配慮から)。

وَمِن كُلِّ شَيْءٍ خَلَقْنَا زَوْجَيْنِ لَعَلَّكُمْ تَذَكَّرُونَ 49

51-50.「それであなたがたは、アッラーの庇護の下に赴け。本当にわたしはかれからあなたがたに遣わされた公明な警告者である。

فَفِرُّوا إِلَى اللَّهِ إِنِّي لَكُم مِّنْهُ نَذِيرٌ مُّبِينٌ 50

51-51.それでアッラーと一緒に外の神を立ててはならない。本当にわたしは、かれからあなたがたに遣わされた公明な警告者である」。

وَلَا تَجْعَلُوا مَعَ اللَّهِ إِلَهًا آخَرَ إِنِّي لَكُم مِّنْهُ نَذِيرٌ مُّبِينٌ 51

51-52.同様にかれら以前の者も、使徒がかれらにやって来る度に、「魔術師か、または気違いだ。」と言った。

كَذَلِكَ مَا أَتَى الَّذِينَ مِن قَبْلِهِم مِّن رَّسُولٍ إِلَّا قَالُوا سَاحِرٌ أَوْ مَجْنُونٌ 52

51-53.かれらはそれを遺訓として継承して来たのか。いや、かれらは法外の民である。

أَتَوَاصَوْا بِهِ بَلْ هُمْ قَوْمٌ طَاغُونَ 53

51-54.それで、かれらを避けて去れ。あなたがたは(かれらの行いに対して)咎めはないのである。

فَتَوَلَّ عَنْهُمْ فَمَا أَنتَ بِمَلُومٍ 54

51-55.だが訓戒しなさい。訓戒は信者たちを益する。

وَذَكِّرْ فَإِنَّ الذِّكْرَى تَنفَعُ الْمُؤْمِنِينَ 55

51-56.ジンと人間を創ったのはわれに仕えさせるため。

وَمَا خَلَقْتُ الْجِنَّ وَالْإِنسَ إِلَّا لِيَعْبُدُونِ 56

51-57.われはかれらにどんな糧も求めず、また扶養されることも求めない。

مَا أُرِيدُ مِنْهُم مِّن رِّزْقٍ وَمَا أُرِيدُ أَن يُطْعِمُونِ 57

51-58.本当にアッラーこそは、糧を授けられる御方、堅固なる偉力の主であられる。

إِنَّ اللَّهَ هُوَ الرَّزَّاقُ ذُو الْقُوَّةِ الْمَتِينُ 58

51-59.悪行の徒の授かり分(罰)は、かれらの仲間の授かり分(罰)と同じであろう。だからそう(われを)急き立てなくてもいい。

فَإِنَّ لِلَّذِينَ ظَلَمُوا ذَنُوبًا مِّثْلَ ذَنُوبِ أَصْحَابِهِمْ فَلَا يَسْتَعْجِلُونِ 59

51-60.信仰しない者に災いあれ。約束の日がかれらに必ずやって来る。

فَوَيْلٌ لِّلَّذِينَ كَفَرُوا مِن يَوْمِهِمُ الَّذِي يُوعَدُونَ 60

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