<< 戻る | 次へ >>
ユースフ章 マッカ啓示111節

بِسْمِ اللهِ الرَّحْمنِ الرَّحِيمِ

1.アリフ・ラーム・ラー。これらは明瞭な啓典の印である。

الر تِلْكَ آيَاتُ الْكِتَابِ الْمُبِينِ 1

2.われは、アラビア語のクルアーンを下した。恐らくあなたがたは悟るであろう。

إِنَّا أَنزَلْنَاهُ قُرْآنًا عَرَبِيًّا لَّعَلَّكُمْ تَعْقِلُونَ 2

3.われはこのクルアーンをあなたに啓示し、物語の中の最も美しいものを語ろう。あなたもこれまで気付かずにいたものである。

نَحْنُ نَقُصُّ عَلَيْكَ أَحْسَنَ الْقَصَصِ بِمَا أَوْحَيْنَا إِلَيْكَ هَـذَا الْقُرْآنَ وَإِن كُنتَ مِن قَبْلِهِ لَمِنَ الْغَافِلِينَ 3

4.ユースフがその父(ヤアコーブ)にこう言った時を思え。「父よ、わたしは(夢で)11の星と太陽と月を見ました。わたしは、それらが(皆)わたしに、サジダしているのを見ました。」

إِذْ قَالَ يُوسُفُ لِأَبِيهِ يَا أَبتِ إِنِّي رَأَيْتُ أَحَدَ عَشَرَ كَوْكَبًا وَالشَّمْسَ وَالْقَمَرَ رَأَيْتُهُمْ لِي سَاجِدِينَ 4

5.かれは言った。「息子よ、あなたの夢を兄たちに話してはならない。さもないとかれらはあなたに対して策謀を企らむであろう。本当に悪魔は人間には公然の敵である。

قَالَ يَا بُنَيَّ لاَ تَقْصُصْ رُؤْيَاكَ عَلَى إِخْوَتِكَ فَيَكِيدُواْ لَكَ كَيْدًا إِنَّ الشَّيْطَانَ لِلإِنسَانِ عَدُوٌّ مُّبِينٌ 5

6.このように主は、あなたを御選びになって、出来事の解釈を教えられ、かれが以前に、あなたの祖先のイブラーヒームやイスハークに御恵みを全うされたように、あなたとヤアコーブの子孫にそれを全うしたものである。本当にあなたの主は全知にして英明であられる。」

وَكَذَلِكَ يَجْتَبِيكَ رَبُّكَ وَيُعَلِّمُكَ مِن تَأْوِيلِ الأَحَادِيثِ وَيُتِمُّ نِعْمَتَهُ عَلَيْكَ وَعَلَى آلِ يَعْقُوبَ كَمَا أَتَمَّهَا عَلَى أَبَوَيْكَ مِن قَبْلُ إِبْرَاهِيمَ وَإِسْحَاقَ إِنَّ رَبَّكَ عَلِيمٌ حَكِيمٌ 6

7.本当にユースフとその兄弟(の物語の中)には、(真理を)探求する者への種々の印がある。

لَّقَدْ كَانَ فِي يُوسُفَ وَإِخْوَتِهِ آيَاتٌ لِّلسَّائِلِينَ 7

8.かれら(兄たち)がこう言った時を思え。「ユースフとその弟は、わたしたちよりも父に寵愛されている。だがわたしたちは多勢の仲間である。父は明らかに間違っている。」

إِذْ قَالُواْ لَيُوسُفُ وَأَخُوهُ أَحَبُّ إِلَى أَبِينَا مِنَّا وَنَحْنُ عُصْبَةٌ إِنَّ أَبَانَا لَفِي ضَلاَلٍ مُّبِينٍ 8

9.(1人が言った。)「ユースフを殺すか、それともかれを何処か外の地に追え。そうすれば父の顔(好意)はあなたがたに向けられよう。その後に、あなたがたは正しい者になれるというものである。」

اقْتُلُواْ يُوسُفَ أَوِ اطْرَحُوهُ أَرْضًا يَخْلُ لَكُمْ وَجْهُ أَبِيكُمْ وَتَكُونُواْ مِن بَعْدِهِ قَوْمًا صَالِحِينَ 9

10.かれらの1人の者が言った。「ユースフを殺害してはならない、もしあなたがたがどうしてもそうしたいなら、寧ろかれを井戸の底に投げ込めば、恐らく何処かの隊商に拾い上げられることもあろう。」

قَالَ قَآئِلٌ مَّنْهُمْ لاَ تَقْتُلُواْ يُوسُفَ وَأَلْقُوهُ فِي غَيَابَةِ الْجُبِّ يَلْتَقِطْهُ بَعْضُ السَّيَّارَةِ إِن كُنتُمْ فَاعِلِينَ 10

11.かれらは言った。「父よ、何故あなたはユースフを、わたしたちに御任せにならないのですか、わたしたちは、本当にかれに好意を寄せているではありませんか。」

قَالُواْ يَا أَبَانَا مَا لَكَ لاَ تَأْمَنَّا عَلَى يُوسُفَ وَإِنَّا لَهُ لَنَاصِحُونَ 11

12.「明日わたしたちと一緒にかれを(野に)行かせ、遊んで気を晴らせるようにしてやって下さい。わたしたちはかれを必ず守ります。」

أَرْسِلْهُ مَعَنَا غَدًا يَرْتَعْ وَيَلْعَبْ وَإِنَّا لَهُ لَحَافِظُونَ 12

13.かれ(ヤアコーブ)は言った。「あなたがたがかれを連れて行くのは、わたしにはどうも心配である。あなたがたがかれに気を付けない間に、狼がかれを食いはしないかと恐れている。」

قَالَ إِنِّي لَيَحْزُنُنِي أَن تَذْهَبُواْ بِهِ وَأَخَافُ أَن يَأْكُلَهُ الذِّئْبُ وَأَنتُمْ عَنْهُ غَافِلُونَ 13

14.かれらは言った。「わたしたちは多勢の仲間だから、もし狼がかれを食うようなら、その時はわたしたちは本当におしまいです。」

قَالُواْ لَئِنْ أَكَلَهُ الذِّئْبُ وَنَحْنُ عُصْبَةٌ إِنَّا إِذًا لَّخَاسِرُونَ 14

15.こうしてかれらは、かれ(ユースフ)を連れて行った。そしてかれを井戸の底に投げ込むことに決めた時、われはかれ(ユースフ)に啓示した。「あなたは必ずかれらの(する)この事を、かれらに告げ知らせる(日が)あろう。その時かれらは(あなたに)気付くまい。」

فَلَمَّا ذَهَبُواْ بِهِ وَأَجْمَعُواْ أَن يَجْعَلُوهُ فِي غَيَابَةِ الْجُبِّ وَأَوْحَيْنَا إِلَيْهِ لَتُنَبِّئَنَّهُم بِأَمْرِهِمْ هَـذَا وَهُمْ لاَ يَشْعُرُونَ 15

16.日が暮れてかれらは、泣きながら父の許に(帰って)来た。

وَجَاؤُواْ أَبَاهُمْ عِشَاء يَبْكُونَ 16

17.かれらは言った。「父よ、わたしたちは互いに競争して行き、ユースフをわたしたちの品物のかたわらに残して置いたところ、狼が(来て)かれを食いました。わたしたちは真実を報告しても、あなたはわたしたちを信じては下さらないでしょう。」

قَالُواْ يَا أَبَانَا إِنَّا ذَهَبْنَا نَسْتَبِقُ وَتَرَكْنَا يُوسُفَ عِندَ مَتَاعِنَا فَأَكَلَهُ الذِّئْبُ وَمَا أَنتَ بِمُؤْمِنٍ لِّنَا وَلَوْ كُنَّا صَادِقِينَ 17

18.かれらは、かれ(ユースフ)の下着を偽りの血で(汚し)持って来た。かれ(ヤアコーブ)は言った。「いや、いや、あなたがたが自分たちのために(大変なことを安易に考えて)、こんなことにしたのである。それで(わたしとしては)耐え忍ぶのが美徳だ。あなたがたの述べることに就いては、(只)アッラーに御助けを御願いする。」

وَجَآؤُوا عَلَى قَمِيصِهِ بِدَمٍ كَذِبٍ قَالَ بَلْ سَوَّلَتْ لَكُمْ أَنفُسُكُمْ أَمْرًا فَصَبْرٌ جَمِيلٌ وَاللّهُ الْمُسْتَعَانُ عَلَى مَا تَصِفُونَ 18

19.そのうちに、隊商がやって来て水扱人を遣わし、かれは釣瓶を降ろした。かれは言った。「ああ吉報だ、これは少年だ。」そこでかれらは一つの売物にしようとしてかれを隠した。だがアッラーは、かれらの凡ての行いを熟知される。

وَجَاءتْ سَيَّارَةٌ فَأَرْسَلُواْ وَارِدَهُمْ فَأَدْلَى دَلْوَهُ قَالَ يَا بُشْرَى هَـذَا غُلاَمٌ وَأَسَرُّوهُ بِضَاعَةً وَاللّهُ عَلِيمٌ بِمَا يَعْمَلُونَ 19

20.かれらは僅かの銀貨でただ同然にかれを売り払った。かれらは、かれから多くを貪らなかった。

وَشَرَوْهُ بِثَمَنٍ بَخْسٍ دَرَاهِمَ مَعْدُودَةٍ وَكَانُواْ فِيهِ مِنَ الزَّاهِدِينَ 20

21.かれを買ったエジプトの者は、その妻に言った。「優しくかれを待遇しなさい。多分かれはわたしたちを益することになろう。それとも養子に取り立ててもよい。」こうしてわれはユースフをこの国に落ち着かせ、出来事(事象)の意味のとり方をかれに教えることにした。凡そアッラーは御自分の思うところに十分な力を御持ちになられる。だが人びとの多くは知らない。

وَقَالَ الَّذِي اشْتَرَاهُ مِن مِّصْرَ لاِمْرَأَتِهِ أَكْرِمِي مَثْوَاهُ عَسَى أَن يَنفَعَنَا أَوْ نَتَّخِذَهُ وَلَدًا وَكَذَلِكَ مَكَّنِّا لِيُوسُفَ فِي الأَرْضِ وَلِنُعَلِّمَهُ مِن تَأْوِيلِ الأَحَادِيثِ وَاللّهُ غَالِبٌ عَلَى أَمْرِهِ وَلَـكِنَّ أَكْثَرَ النَّاسِ لاَ يَعْلَمُونَ 21

22.かれが成年に達した頃、われは識見と知識とをかれに授けた。このようにわれは正しい行いをする者に報いる。

وَلَمَّا بَلَغَ أَشُدَّهُ آتَيْنَاهُ حُكْمًا وَعِلْمًا وَكَذَلِكَ نَجْزِي الْمُحْسِنِينَ 22

23.かれの起居する家の夫人が、かれの心を惑わそうとして、戸を閉めて言った。「さあ、あなたおいでなさい。」かれは(祈って)言った。「アッラーよ、わたしを御守り下さい。本当にかれ(あなたの夫)は、主人です。わたしを気持よく住ませてくれます。本当に不義の徒は、成功いたしません。」

وَرَاوَدَتْهُ الَّتِي هُوَ فِي بَيْتِهَا عَن نَّفْسِهِ وَغَلَّقَتِ الأَبْوَابَ وَقَالَتْ هَيْتَ لَكَ قَالَ مَعَاذَ اللّهِ إِنَّهُ رَبِّي أَحْسَنَ مَثْوَايَ إِنَّهُ لاَ يُفْلِحُ الظَّالِمُونَ 23

24.確かにかの女は、かれに求めたのである。主の明証を見なかったならば、かれもかの女を求めたであろう。このようにしてわれは、かれから罪悪と醜行を遠ざけた。本当にかれは、謙虚で純真な(選ばれた)わがしもベの一人である。

وَلَقَدْ هَمَّتْ بِهِ وَهَمَّ بِهَا لَوْلا أَن رَّأَى بُرْهَانَ رَبِّهِ كَذَلِكَ لِنَصْرِفَ عَنْهُ السُّوءَ وَالْفَحْشَاء إِنَّهُ مِنْ عِبَادِنَا الْمُخْلَصِينَ 24

25.その時両人は戸の方で相競い、かの女は後ろからかれの服を引き裂き、かれら両人は、戸口でかの女の夫に出会った。かの女は言った。「あなたの家族(妻)に悪事を行おうとした者には、投獄か痛ましい懲罰の外にどんな応報がありましょう。」

وَاسُتَبَقَا الْبَابَ وَقَدَّتْ قَمِيصَهُ مِن دُبُرٍ وَأَلْفَيَا سَيِّدَهَا لَدَى الْبَابِ قَالَتْ مَا جَزَاء مَنْ أَرَادَ بِأَهْلِكَ سُوَءًا إِلاَّ أَن يُسْجَنَ أَوْ عَذَابٌ أَلِيمٌ 25

26.かれは言った。「奥様こそ、わたしの意に反して、わたしを御求めになりました。」その時かの女の家族の中の一人が証言した。「もしかれの服が前から裂けていれば、奥様が真実で、かれは嘘つきです。

قَالَ هِيَ رَاوَدَتْنِي عَن نَّفْسِي وَشَهِدَ شَاهِدٌ مِّنْ أَهْلِهَا إِن كَانَ قَمِيصُهُ قُدَّ مِن قُبُلٍ فَصَدَقَتْ وَهُوَ مِنَ الكَاذِبِينَ 26

27.だがかれの服が、もし後ろから裂けていれば、奥さまが嘘を御付きになったので、かれは真実であります。」

وَإِنْ كَانَ قَمِيصُهُ قُدَّ مِن دُبُرٍ فَكَذَبَتْ وَهُوَ مِن الصَّادِقِينَ 27

28.主人は、ユースフの服が後ろから裂かれているのを見て、言った。「これはあなたがた(婦人)の悪企みだ。本当にあなたがたの悪企みは、激しいものである。

فَلَمَّا رَأَى قَمِيصَهُ قُدَّ مِن دُبُرٍ قَالَ إِنَّهُ مِن كَيْدِكُنَّ إِنَّ كَيْدَكُنَّ عَظِيمٌ 28

29.ユースフよ、これを気にしないでくれ。それから(妻よ)、あなたの罪の赦しを願いなさい。本当にあなたは罪深い者である。」

يُوسُفُ أَعْرِضْ عَنْ هَـذَا وَاسْتَغْفِرِي لِذَنبِكِ إِنَّكِ كُنتِ مِنَ الْخَاطِئِينَ 29

30.町の婦人たちは(評判して)言った。「貴人の奥様が、青年の意に反し、誘惑したそうよ。きっと恋に狂ったのでしょう。わたしたちは、明らかに奥様の誤りだと思います。」

وَقَالَ نِسْوَةٌ فِي الْمَدِينَةِ امْرَأَةُ الْعَزِيزِ تُرَاوِدُ فَتَاهَا عَن نَّفْسِهِ قَدْ شَغَفَهَا حُبًّا إِنَّا لَنَرَاهَا فِي ضَلاَلٍ مُّبِينٍ 30

31.かの女は婦人たちの悪意のある(陰ロ)を聞くと、使いを遣わし、かの女たちのために宴席を設け、一人一人にナイフを渡し、それから(ユースフに)、「かの女たちの前に出て行きなさい。」と言った。かの女たちがかれ(ユースフ)を見ると驚歎し、(興奮して)その手を傷つけて言った。「アッラーの(造化の)完全無欠なことよ、これは人間ではない。これは貴い天使でなくて何でしょう。」

فَلَمَّا سَمِعَتْ بِمَكْرِهِنَّ أَرْسَلَتْ إِلَيْهِنَّ وَأَعْتَدَتْ لَهُنَّ مُتَّكَأً وَآتَتْ كُلَّ وَاحِدَةٍ مِّنْهُنَّ سِكِّينًا وَقَالَتِ اخْرُجْ عَلَيْهِنَّ فَلَمَّا رَأَيْنَهُ أَكْبَرْنَهُ وَقَطَّعْنَ أَيْدِيَهُنَّ وَقُلْنَ حَاشَ لِلّهِ مَا هَـذَا بَشَرًا إِنْ هَـذَا إِلاَّ مَلَكٌ كَرِيمٌ 31

32.かの女は言った。「この人よ、あなたがたがわたしを謗るのは。確かにわたしが引っ張ってかれに求めたの。でもかれは貞節を守ったのよ。でも(今度)もしかれがわたしの命令を守らないなら、きっと投獄されて、汚名を被るでしょう。」

قَالَتْ فَذَلِكُنَّ الَّذِي لُمْتُنَّنِي فِيهِ وَلَقَدْ رَاوَدتُّهُ عَن نَّفْسِهِ فَاسَتَعْصَمَ وَلَئِن لَّمْ يَفْعَلْ مَا آمُرُهُ لَيُسْجَنَنَّ وَلَيَكُونًا مِّنَ الصَّاغِرِينَ 32

33.かれ(ユースフ)は言った。「主よ、わたしはかの女たちが誘惑するものよりも、牢獄が向いています。あなたがもしかの女たちの悪企みを、わたしから取り除いて下さらなければ、わたしは(若年の弱さで)かの女たちに傾いて、無道な者になるでしょう。」

قَالَ رَبِّ السِّجْنُ أَحَبُّ إِلَيَّ مِمَّا يَدْعُونَنِي إِلَيْهِ وَإِلاَّ تَصْرِفْ عَنِّي كَيْدَهُنَّ أَصْبُ إِلَيْهِنَّ وَأَكُن مِّنَ الْجَاهِلِينَ 33

34.それで主はかれ(の祈り)を受け入れ、かの女たちの悪企みをかれから取り払われた。本当にかれは全聴にして全知であられる。

فَاسْتَجَابَ لَهُ رَبُّهُ فَصَرَفَ عَنْهُ كَيْدَهُنَّ إِنَّهُ هُوَ السَّمِيعُ الْعَلِيمُ 34

35.そこでかの女たちは(かれが潔白である)証拠を見ていながら、しばらくかれを投獄しよう(それがかの女たちのために良い)と思った。

ثُمَّ بَدَا لَهُم مِّن بَعْدِ مَا رَأَوُاْ الآيَاتِ لَيَسْجُنُنَّهُ حَتَّى حِينٍ 35

36.その時2人の若者が、かれと共に下獄した。その1人が言った。「わたしは酒を絞るのを(夢に)見ました。」また外の者は言った。「わたしは(夢に)自分の頭の上にパンを乗せて運んでいると、鳥がそれを啄むのを見ました。わたしたちにその意味を解いて下さい。御見かけしたところ、あなたは善い行いをされる方です。」

وَدَخَلَ مَعَهُ السِّجْنَ فَتَيَانَ قَالَ أَحَدُهُمَا إِنِّي أَرَانِي أَعْصِرُ خَمْرًا وَقَالَ الآخَرُ إِنِّي أَرَانِي أَحْمِلُ فَوْقَ رَأْسِي خُبْزًا تَأْكُلُ الطَّيْرُ مِنْهُ نَبِّئْنَا بِتَأْوِيلِهِ إِنَّا نَرَاكَ مِنَ الْمُحْسِنِينَ 36

37.かれ(ユースフ)は答えて言った。「あなたがた2人に支給される食事が来る前に、わたしは必ずその解釈を告げよう。それはわたしの主が教えて下さるのである。わたしはアッラーを信じず、また来世を認めない不信心者たちの信条を捨てたのである。

قَالَ لاَ يَأْتِيكُمَا طَعَامٌ تُرْزَقَانِهِ إِلاَّ نَبَّأْتُكُمَا بِتَأْوِيلِهِ قَبْلَ أَن يَأْتِيكُمَا ذَلِكُمَا مِمَّا عَلَّمَنِي رَبِّي إِنِّي تَرَكْتُ مِلَّةَ قَوْمٍ لاَّ يُؤْمِنُونَ بِاللّهِ وَهُم بِالآخِرَةِ هُمْ كَافِرُونَ 37

38.そしてわたしは祖先、イブラーヒーム、イスハークまたヤアコーブの信条に従う。わたしたちは、アッラーにどんな同位者も決して配すべきではない。これはわたしたち、また凡ての人びとに与えられたアッラーの恩恵である。だが人びとの多くはこれに感謝しない。

وَاتَّبَعْتُ مِلَّةَ آبَآئِـي إِبْرَاهِيمَ وَإِسْحَاقَ وَيَعْقُوبَ مَا كَانَ لَنَا أَن نُّشْرِكَ بِاللّهِ مِن شَيْءٍ ذَلِكَ مِن فَضْلِ اللّهِ عَلَيْنَا وَعَلَى النَّاسِ وَلَـكِنَّ أَكْثَرَ النَّاسِ لاَ يَشْكُرُونَ 38

39.2人の獄の友よ(わたしはあなたがたに尋ねる)。雑多の神々がよいのか、それとも唯一にして全能であられるアッラーなのか。

يَا صَاحِبَيِ السِّجْنِ أَأَرْبَابٌ مُّتَفَرِّقُونَ خَيْرٌ أَمِ اللّهُ الْوَاحِدُ الْقَهَّارُ 39

40.かれに仕えないならば、あなたがたとその祖先が命名した、(只の)名称に仕えるに過ぎない。アッラーはそれに対し権能を与えてはいない。大権はアッラーにだけ属し、あなたがたはかれ以外の何ものにも仕えてはならないと(アッラーは)命じている。これこそ正しい教えである。だが人びとの多くは知らない。

مَا تَعْبُدُونَ مِن دُونِهِ إِلاَّ أَسْمَاء سَمَّيْتُمُوهَا أَنتُمْ وَآبَآؤُكُم مَّا أَنزَلَ اللّهُ بِهَا مِن سُلْطَانٍ إِنِ الْحُكْمُ إِلاَّ لِلّهِ أَمَرَ أَلاَّ تَعْبُدُواْ إِلاَّ إِيَّاهُ ذَلِكَ الدِّينُ الْقَيِّمُ وَلَـكِنَّ أَكْثَرَ النَّاسِ لاَ يَعْلَمُونَ 40

41.2人の獄の友よ、あなたがたの中1人に就いていえば、主人のために酒を注ぐであろう。また外の1人に就いては、十字架にかけられて、鳥がその頭から啄むであろう。あなたがた2人が尋ねたことは、こう判断される。」

يَا صَاحِبَيِ السِّجْنِ أَمَّا أَحَدُكُمَا فَيَسْقِي رَبَّهُ خَمْرًا وَأَمَّا الآخَرُ فَيُصْلَبُ فَتَأْكُلُ الطَّيْرُ مِن رَّأْسِهِ قُضِيَ الأَمْرُ الَّذِي فِيهِ تَسْتَفْتِيَانِ 41

42.そして2人の中、釈放されると思われる者に言った。「あなたの主人にわたしのことを告げなさい。」だが悪魔は、かれがかれ(ユースフ)のことをその主人に告げるのを忘れさせた。それでかれは、なお数年間獄中に留まった。

وَقَالَ لِلَّذِي ظَنَّ أَنَّهُ نَاجٍ مِّنْهُمَا اذْكُرْنِي عِندَ رَبِّكَ فَأَنسَاهُ الشَّيْطَانُ ذِكْرَ رَبِّهِ فَلَبِثَ فِي السِّجْنِ بِضْعَ سِنِينَ 42

43.(エジプトの)王が言った。「わたしは7頭の肥えた牛が、7頭の瘠た牛に食われているのを(夢に)見ました。また穀物の7穂が緑で、他(の7穂)が枯れているのを見ました。首長たちよ、あなたがたが夢を解け得るならば、このわたしの夢を解釈して下さい。」

وَقَالَ الْمَلِكُ إِنِّي أَرَى سَبْعَ بَقَرَاتٍ سِمَانٍ يَأْكُلُهُنَّ سَبْعٌ عِجَافٌ وَسَبْعَ سُنبُلاَتٍ خُضْرٍ وَأُخَرَ يَابِسَاتٍ يَا أَيُّهَا الْمَلأُ أَفْتُونِي فِي رُؤْيَايَ إِن كُنتُمْ لِلرُّؤْيَا تَعْبُرُونَ 43

44.かれらは(答えて)言った。「複雑な夢です。わたしたちは夢の解釈は不得手です。」

قَالُواْ أَضْغَاثُ أَحْلاَمٍ وَمَا نَحْنُ بِتَأْوِيلِ الأَحْلاَمِ بِعَالِمِينَ 44

45.ところが2人の中の(獄から)釈放された者が、時を経て思い出して言った。「わたしがその解釈をあなたがたに知らせましょう。それで(まず)わたしを行かせて下さい。」

وَقَالَ الَّذِي نَجَا مِنْهُمَا وَادَّكَرَ بَعْدَ أُمَّةٍ أَنَاْ أُنَبِّئُكُم بِتَأْوِيلِهِ فَأَرْسِلُونِ 45

46.(かれは牢獄に来て言った。)「ユースフよ、誠実な人よ、わたしたちに解いて下さい。7頭の肥えた牛を、7頭の瘠た牛が食べ、また7つの緑の穀物の穂と、外の(7つの)枯れたものと(の夢)を。わたしは人びとの処に帰って、かれらに理解させたい。」

يُوسُفُ أَيُّهَا الصِّدِّيقُ أَفْتِنَا فِي سَبْعِ بَقَرَاتٍ سِمَانٍ يَأْكُلُهُنَّ سَبْعٌ عِجَافٌ وَسَبْعِ سُنبُلاَتٍ خُضْرٍ وَأُخَرَ يَابِسَاتٍ لَّعَلِّي أَرْجِعُ إِلَى النَّاسِ لَعَلَّهُمْ يَعْلَمُونَ 46

47.かれは言った。「あなたがたは7年の間、例年のように種を播きなさい。だが刈り取ったものは、あなたがたが食べるのに必要な少量を除いて、(残りを)籾のまま貯蔵しなさい。

قَالَ تَزْرَعُونَ سَبْعَ سِنِينَ دَأَبًا فَمَا حَصَدتُّمْ فَذَرُوهُ فِي سُنبُلِهِ إِلاَّ قَلِيلاً مِّمَّا تَأْكُلُونَ 47

48.それから、その後7年(にわたる)厳しい(年)が来て、あなたがたがかれらのため以前に貯蔵したものを食べ、貯えるものの少量(を残す)に過ぎないであろう。

ثُمَّ يَأْتِي مِن بَعْدِ ذَلِكَ سَبْعٌ شِدَادٌ يَأْكُلْنَ مَا قَدَّمْتُمْ لَهُنَّ إِلاَّ قَلِيلاً مِّمَّا تُحْصِنُونَ 48

49.それからその後に来る1年には、人びとに豊かな雨があり、たっぷり(果汁を)萎るであろう。」

ثُمَّ يَأْتِي مِن بَعْدِ ذَلِكَ عَامٌ فِيهِ يُغَاثُ النَّاسُ وَفِيهِ يَعْصِرُونَ 49

50.王は(命じて)言った。「かれをわたしの所に連れて来なさい。」それで使いがユースフの所に来た時、かれは言った。「あなたは引き返して、あの手を傷つけた婦人たち(の心境)はどうなっているのか、主人に尋ねなさい。わたしの主は、かの女たちの悪企みを知っておられる。」

وَقَالَ الْمَلِكُ ائْتُونِي بِهِ فَلَمَّا جَاءهُ الرَّسُولُ قَالَ ارْجِعْ إِلَى رَبِّكَ فَاسْأَلْهُ مَا بَالُ النِّسْوَةِ اللاَّتِي قَطَّعْنَ أَيْدِيَهُنَّ إِنَّ رَبِّي بِكَيْدِهِنَّ عَلِيمٌ 50

51.かれ(王)は、(婦人たちに)言った。「あなたがたがユースフを誘惑した時、結局どうであったのか。」かの女たちは、「アッラーは完全無欠であられます。かれ(ユースフ)には、何の悪いこともないのを存じています。」と言った。貴人の妻は言った。「今、真実が(皆に)明らかになりました。かれを誘惑したのはわたしです。本当にかれは誠実(高潔)な人物です。」

قَالَ مَا خَطْبُكُنَّ إِذْ رَاوَدتُّنَّ يُوسُفَ عَن نَّفْسِهِ قُلْنَ حَاشَ لِلّهِ مَا عَلِمْنَا عَلَيْهِ مِن سُوءٍ قَالَتِ امْرَأَةُ الْعَزِيزِ الآنَ حَصْحَصَ الْحَقُّ أَنَاْ رَاوَدتُّهُ عَن نَّفْسِهِ وَإِنَّهُ لَمِنَ الصَّادِقِينَ 51

52.かれ(ユースフ)は言った。「これはかれ(主人)に、かれの不在中わたしが決して裏切らないことを知らせ、またアッラーが裏切り者の悪企みを決して御助けになられないことを知らせるためです。

ذَلِكَ لِيَعْلَمَ أَنِّي لَمْ أَخُنْهُ بِالْغَيْبِ وَأَنَّ اللّهَ لاَ يَهْدِي كَيْدَ الْخَائِنِينَ 52

<< 戻る | 次へ >>