イスラミックセンター総会と東京訪問
2015年7月25日-27日
 この時期によくイスラミックセンタージャパンの総会が開催される。役員として、日本のイスラム界で活躍された方や、地域のリーダー的存在の方が集まってくる。そういった方々と顔を合わせれる滅多にない機会なので、特別な用事がない限りは近年毎年参加させてもらっている。
 役員の中にはイスラムダアワ大学の先輩のファドゥル中道氏(チャン)師もおり、師の元気な顔を見て、積もる話をし、アドバイスをいただく年1回のチャンスでもある。また、東京ジャミイのムスリムおじさん下山さんとも積もる話が山ほどありその話でも2,3時間を要することがある。
 さらに、2泊3日とできるだけ東京に滞在し、この機会にマスジド訪問、イスラム団体訪問をし、今の東京のイスラム界をできるだけ肌で感じるようにしている。
松山空港を飛び立つと眼下に松山港が見えた。港に突き出た小山・忽那山(くつなやま)とその後ろの弁天山。小学時代、私が駆け回った縄張りのようなところだ。 朝、御徒町マスジド訪問、まだ礼拝時間まで間があったので入場できず。
御徒町アッサラーム・マスジド このマスジドの象徴のようなドーム。
2011年5月28日開堂。 いつも通りすぎる代々木上原駅の壁。ふとに目をやると、英語でこの丘についての説明があった。「おぼろ月夜」が実は代々木上原駅あたりから大山の丘の眺めを歌ったものとは。。。
そして現在の大山の丘にはイスラムの三日月を蓄えた尖塔が建っていた。
昔も今も大山の丘は月の名所だ。
ズフルの礼拝のあと、日本人の入信式が行われて、私も一緒に座って立ち会った.
トルコのパンとチーズなどごちそうになった。 東京ジャーミイ1階のおみやげ品売り場、来る度に内容が豊富になる。
イスラミックセンタージャパン会議。 1938年5月15日発行のクルアーン。
1938年5月15日発行のクルアーン。 東京回教学校の看板。その昔タタール人の子供たちはこの看板をみながら学校に通っていたということだ。
Sheikh Muhammad Sadik Muhammad Yusuf (左端、元ウズベキスタンのムフティ)
同じ大学(イスラムダアワ大学、ad-Dawa al-Islami National Islamic University)に学んでいた先輩ロシア人(現在はウズベキスタン)サーディク師が今年2015年3月10日亡くなっていたことを、さらに1級上のファドゥル中道(チャン)師から聞かせれた。早速、Wikipediaで探してみると、やはり師は掲載されていた。それほど有名人だったようだ。
 サーディク師が大学4年のとき、高校2年に学んでいた私は、1年間学年は違えど師と一緒に同じ町で学んでいたことになる。実際、一人は大学きっての優秀なロシア人、一人はアジアの東の端日本から来たということで、ふたりで話し合う機会は多かった。卒業後も時々会う機会があり、その度に話すことができた良き先輩であった。インナー・リッラーヒ・インナー・イライヒ・ラージウーン。 
 ラマダーン中の東京ジャミイでは、イフタールと呼ばれる断食明けの食事を日没と同時にごちそうしていた。そのボランティア給仕を募集したら、若い女の子たちが一人また一人と集まってきてくれた。その後仲良しとなって、東京ジャーミイに一緒にくるようになったのがこの4人だ。経歴も全くちがう4人。こうして出会い、仲良し4人組となるのもイスラムのおかげかも。
左から、日本人のあやかさん。5月に入信。
2人目は、中国系シンガポール人・メリヤン・チンさん。2年前に入信。
3人目は、マレーシア人のアティカさん。
4人目は、パキスタン人と日本人の混血のアミナさん。
共通しているのは、4人とも笑顔がかわいい女性たち。
東京ジャミイにいればいろいろな人と会える。
トルコで超有名かつ信仰篤きイスラム指導者ニウマトッラー師と、その横にはイギリス人イスラム指導者の女性。
この人たちとは偶然会った。尊敬すべき人たち。是非とも写真に収めておこうと、集まってもらいドアーのポーズをしてもらった。
御徒町マスジドにマグリブもやってきた。
マグリブのアザーン 礼拝が終わって、すぐに英語でハディースの解説をするムアッズィン。
手作りのアッラーの美名 御徒町アッサラームマスジド1階はインフォメーションセンターになっており、アラビア語の授業などもあるそうだ。
上野駅前に晩飯に出かけた。上野駅前は大きな旅行バッグを持った外国人が多数目につく。
ヒジャーブの女性が地図とにらめっこして、じっとしていたので、英語でたずねてみた。ホテルの場所がわからず困っていたようだ。私のiPadにホテル名入れて一発検索。
上野の朝は動き始めた。今まで宿は主に品川か渋谷方面に取っていたが、今回上野に取ったことにより、イスラム関係の施設に行くにはアクセスがいいのがわかった。これからは主に上野に宿を取ることにしよう。

さて最終日の本日はどのように時間を使うかだが、お花茶屋でズフル、そして、昨日できなかった東京ジャミイの写真撮影して帰ることにしよう。時間があるかな?
お花茶屋マスジドへの道。スカイツリーが見える。 お花茶屋マスジド
お花茶屋マスジド お花茶屋マスジド
ズフルのアザーンをするムアッズィン  
普通に考えれば、わざわざパンを食べるために下車はしないのだが、新聞に掲載されてたハラールパン屋さん来るためだった。三田駅から徒歩数分だが、立地は抜群に良く慶応大学正門前。 写真は、イチジクパンとチキンカレーパン。
美味しい。
店員さんにはヒジャーブした女性もいた。