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マスジド大塚金曜日礼拝ホトバ 要約 （２０１１月１１月１１日）
――アッラーを思うこと―― |
あらゆる称賛は、慈悲あまねく慈愛深いアッラーへのもの。預言者ムハムマドとその一家、教友に祝福とがもたらされますように。
信者たちよ、アッラーを畏れなさい。アッラーの命令が一番大事なものであるとしっかりと受け止め、そしてアッラーが禁じられる事柄から身を遠ざけなさい。
アッラーは、クルアーン・雌牛章において次のように述べておられる。
「お前たちは聖なる儀式を果たしたならばアッラーを念じなさい。自分たちの先祖を念じる様に、いやそれよりも深く精魂を打ち込んで念じなさい。人々の中には、『主よ、現世で私たちに幸せを賜りますように。』と言う者たちがあるが、彼らは来世における分け前を得られないであろう。」「また人々の中には、『現世で私たちに幸せを下され、また来世でも幸せを下さいますように。業火の懲罰から、私たちを守って下さい。』と言う者がある。」「これらの者たちには、その行ったことに対して分け前があろう。誠、アッラーは精算に迅速であられる。」（2章 200―202節）
いずれの民族も誇りとする何かを持ち合わせているものである。その誇りとするものとは、自分たちの狭い考えや民族として体験した奇跡的と称する事件から生じている。そこには偉大な神意とか、正当な大志と言ったものは存在せず、地上や天からの啓示と言ったものに従うものでも無い。もしそれが実体であるならば、イスラームを信奉する人々がする以上に、いったい誰がそこに大きな期待を抱き、感謝を寄せると言うのであろうか。一方で、アッラーは、イスラームの信者たちの為に恩恵を全うし、イスラームを宗教として完全なものとし、信者の守護者であられ、そして、イスラームをあらゆる宗教を越えた保障されたものとして位置づけられた。
アッラーは、クルアーン・雌牛章において次のように述べておられる。
「われを念じなさい。そうすればわれもお前方について考慮するであろう。われに感謝し、恩を忘れてはならない。」(2章 152節）
起きて、寝て、座り、立ち、朝出掛け、夕方戻るあらゆる時に、アッラーに思いを寄せるムスリムたちは、心臓が鼓動し、目が動き、手足が動く事について、それらの全てがアッラーの思し召しと支配によるものであると知っており、それに対し感動を覚えるのである。夜が来て、昼間を迎え、夜明けの瞬間や薄明かりがあり、そして、創造物の動きや星々の軌道に従った動きがあるのであるが、アッラーに思いを寄せるムスリムたちは、そうしたものから、宗教が内に秘める奥深さを感じ取るのである。なぜなら、そうした全てが、アッラーの御力と神慮によるものであると分かっているからである。
アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において次のように述べておられる。
「立ち、または座り、または横たわってアッラーを唱念し、天と地の創造について考える者は言う、『主よ、あなたさまはいたずらにこれを御創りになられたのでは無いのです。あなたさまの栄光を讃えます。火の懲罰から私たちを御救い下さい。』（3章191節）
アッラーを愛し、アッラーに愛され、アッラーの故に愛をおぼえる者を除けば、誰も人生における本当の喜びも、本当の幸福も感じ取れないのである。アッラーを愛し、アッラーに愛され、アッラーの故に愛をおぼえる者は、アッラーを思うが故に心穏やかである。彼らは創造物に起こる良いことに幸せを感じ、そして他の人の痛みを感じ取り、人々が人間としての最終の希望を叶えられるようにと援助の手を差し延べる。そして彼らは、アッラーを思い、「アッラーよ、あなたさまが与えて下されないなら、私にも、あなたさまが創造された他の何ものにも恵は存在しません。あなたさまは唯一であり、協同者は居らず、あなたさまは称賛と感謝に値する唯一の御方であられます。」と、述べる。彼らは、この一時のものに過ぎない現世の、その生活の中に潜む欺きや、現世の楽しい俗事から自分を遠ざけ、アッラーの御悦びを得られる道を進み、アッラーにお会いできることを切望し、あらゆる時と状況にあってアッラーの御名を忘れず思い続けるのである。
アッラーは、クルアーン・家畜章において次のように述べておられる。
「言ってやるがいい。『私の礼拝と奉仕、私の生と死は、万有の主アッラーの為であります。』」「『アッラーには同位者はありません。この様に命じられた私は、ムスリムの先駆けであります。』」（6章
162--163節）
天使を前にして、主が人々を誇らしく思われるということがある。「教友たちがマスジドで座り円陣を作っていた。そこに御使いさま（祝福と平安を）が来られた。『座って何をしているのか。』とお尋ねになった。それに対し、『私たちはアッラーに祈願し、アッラーを讃えるために座っているのです。なぜならアッラーは、私たちをイスラームの道に導き、私たちに加護を与えて下さったからです。』と答えました。この時、御使さま（祝福と平安を）は、『アッラーにかけて、なんとあなたたちはそれだけのために座っているのですか。』と言われたので、彼らが、『アッラーに誓って！私たちが座っているのはその目的のためだけです。』と答えると、『私は、あなたたちに異議があって、誓いを求めているわけではありません。ただ、天使ジブリールが私の処に来て、アッラーは天使たちにあなたたちの素晴らしさについて語っておられると、私に知らせて下さったからです。』と言われた。」
信者たち皆が知っての通り、こうしたアッラーの天使への誇りの表明は、アラファートの平原における巡礼者の行いに対してもあるのである。世界の覇者であられるアッラーを思うこと、アッラーへの懇願、主へのしもべによる崇拝行為、アッラーへの良い行い、そうした事が行われることが、アッラーにとっての誇りなのである。
信者たちよ、アッラーを思い、純真無垢な心を持ち、アッラーに服従し、その一方で短気にならず、卑屈でもなく高慢でもなく、謙遜であって、そして労働の場では誇りを持って足を泥にまみれにし、手は骨折りに耐え、労苦に立ち向かうがよい。そうしたムスリムは次のように言うのである。それは御使さま（祝福と平安を）が何時も唱えられた言葉である。「アッラーよ、私が無気力、怠惰、臆病、吝嗇、耄碌などの状態にならぬよう、また生と死に関わる試練から、墓での災いを受けぬようお守り下さい。」
イスラームの一日は、まだ暗い早朝に、マスジドへの平穏な足取りで始まるのが望ましい。敬虔なムスリムは、強い信仰心に従い、主への畏れをもって、日に５回主が眼前におられるとの思いで礼拝に立つことであろう。
アッラーは、クルアーン・ター・ハー章及び蜘蛛章において次のように述べておられる。
「…だから、われに仕え、われを心に抱いて礼拝の務めを守れ。」（20章 14節）
「あなたに啓示された啓典を読誦し、礼拝の務めを守れ。誠、礼拝は、醜い行いと悪事から遠ざける。そして最も大事なことはアッラーを唱念することである。…」（29章
45節）
敬虔なムスリムは家からマスジドへ向かう時に言うであろう。それは御使さま（祝福と平安を）が唱えられていたドゥアーである。「おおアッラー、私の心に光を、私の視覚に光を、私の聴覚に光を、私の右に光を、私の左に光を、私の上に光を、私の前に光を、私の後に光を御置き下さい。そして、私の為に光を強くして下さい。」
そして、マスジドに近付いた時には誰でも御使さま（祝福と平安を）が述べられた、次のドゥアーを唱えるがよかろう。「おおアッラー、私の為に、あなたの御慈悲の扉を御開き下さい。」と。そして（そこから）出る時は、「おおアッラー、私はあなたの御仁慈を請い願います。」と。
信者たちよ、イスラームの長い一日の中には、飲食に関わる、家を出る時と戻る時の、寝る時と目覚める時との、困難な時の、健康と病気に関わる懇願があり、生活、困難、借金と支払い、生きる糧、家族関係、子供たちの育成に関わる懇願等々がある。
アッラーは、クルアーン・雌牛章において次のように述べておられる。
「…現世で私たちに幸せを下され、また来世でも幸せを下さいますように。業火の懲罰から、私たちを守って下さい。」（2章 201節）
また、悪魔の囁きから逃れられる様にアッラーに助けを求めるのである。
アッラーは、クルアーン・雷電章において次のように述べておられる。
「これらの信仰した者たちは、アッラーを唱念し、心のやすらぎを得る。アッラーを唱念することにより、心のやすらぎが得られないはずがないのである。」「信仰して、善行に励む者にとっては、至福が彼らのものであり、善美な所が帰り所である。」（13章
28--29節）
アッラーよ、私たちがクルアーンの教えに従う者でありますように。私たちを祝福下さいますように。
アッラーよ、私たちを、あなたさまを何時でも顧みる善い信者の一人となるように御導き下さい。
アッラーよ、私たちが正しい道を歩むように御加護下さい。私たちの信仰心を強くして下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。 アミィーン
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| Translation of Khutba （Friday November 11 2011） |
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All prise is due to Allah, the Beneficent and the Merciful. May peace and blessings be upon our Prophet Muhammad, his family and companions.
O Muslims, Fear Allah. O Servants of Allah, and give the greatest importance to His commands and avoid that which He has prohibited. Allah says in the Qur’aan in surat Al-Baqarah:
“So when you have finished the rites of Hajj then remember Allah as you remember your forefathers yet even more in remembrance. But of mankind there are those who say O our Lord give us in this life and yet in the next life they will have nothing. And from them are those that say O Our Lord give us in this life good and in the next good and save us from the punishment of the hellfire. For them there will be an allotted share for what they have earned, and Allah is swift at reckoning” (S.2 V.200--202)
Every nation has something that makes them proud. Their pride stemming from their limited ideologies and achievements. They have no great message or high aspirations. They follow neither a great earthly message nor a message from the heavens. If this is the situation, then who has the biggest claim to remembrance and gratitude than the people of Islam? Those whom Allah has perfected for them His favor and completed for them His Deen, and placed it as a guardian and a seal over all of the religions.
Allah says in the Qur’aan in surat Al-Baqarah:
“Remember Me, and I will remember you, give thanks to Me and do not be ungrateful” (S.2 V.152)
The Muslim who remembers Allah, - awakes and sleeps, sits and stands, leaves in the morning and returns in the evening, and in him there is a deep feeling that the beating of his heart, and the rotation of his eyes and the movement of his limbs, - all are in the grasp of Allah and under His control. In him there is a deep feeling of faith, that the coming of the night and the approach of the day, the breath of dawn and the setting of the twilight, the movements of creation and the orbits of the planets … all of that is by the power of Allah and through His decree.
Allah says in the Qur’aan in surat Aal-‘Imran:
“Those that remember their Lord standing sitting and upon their sides, and ponder the creation of the heavens and the earth with the thought: Oh our Lord not for and foolish purpose did You create all of this, Glory to You, grant us salvation from the punishment of the fire” (S.3 V.191)
A man feels no true pleasure in life, nor tastes any true happiness except a man who loves Allah, is loved by Allah, and loves for the sake of Allah. Such a man’s heart is tranquil due to his remembrance of Allah. He is happy about the good which occurs to the creation and feels their pains. He helps others in fulfilling their goals, while his tongue remembers Allah saying: “ O Allah, never has a blessing come to me or anyone from Your creation except that it is from You alone, You have no partners, You alone deserve all praise and gratitude” (Al Nisa’i, Ibn Hibban, Abu Dawood) They have distanced themselves from the deceptions of this temporary life, and the attractions of this earth, and they have traveled on the path towards the pleasure of Allah, seeking His Face, remembering His Name at all times and in all situations. Allah says in the Qur’aan in surat Al-An’am:
“Say: verily my prayer and my sacrifice, my life and my death are for Allah the Lord of the worlds. He has no partner, and with this I have been ordered and I am the first of the Muslims” (S.6 V.162--163)
The situation comes to a point where their Lord boasts of them in front of His angels. Muslim narrates in his Sahih from the Hadith of Muaawiyah (may Allah be pleased with him) he said: that the messenger of Allah (Salla Allahu Alaihi Wa Sallam) came out upon a circle of his companions and said: “What made you all sit here? They said: We sat to remember Allah and to praise Him for his guiding us to Islam and the favor he showed upon us through that. He (Salla Allahu Alaihi Wa Sallam) said: I ask you in the name of Allah, nothing made you sit here except that? They said: Nothing except that. He (Salla Allahu Alaihi Wa Sallam) then said: As far as my questioning you and asking you in the name of Allah, then I did not do that out of contempt of you, But Jibreel had come to me and informed me that Allah the glorious and majestic boasts of you to the angels” As you know, O Brothers – this boasting of Allah to His angels about the pilgrims on the plain of Arafat, does not happen except by way of the remembrance, supplication and worship of the slaves to their Lord, and their good way of turning to Allah - the Lord of the Worlds.
The Muslim who remembers Allah, possessing a pure heart, submitting to Allah, and on the other hand he nobly toils, his feet dusty, and his hands straining in the arena of work, with no impatience nor weakness, with no humiliation nor pride, humbly working for Allah, and saying: “O Allah I seek refuge in you from incapacity, laziness, cowardice, decrepit old age, and stinginess. I seek refuge with you from the punishment of the grave and the trials of life and death”, and in the narration of Al-Bukhari “and the burden of debt, and the coercion of men” (as narrated by Anas and reported by Muslim)
The Islamic day starts with footsteps of tranquility and peace, to the masjid in the dark of the morning, so that the Muslim may stand devoted and fearful in front of his Lord five times a day.
Allah says in the Qur’aan in surat Taa Haa and surat Al-Ankabut::
…and establish the prayer for My remembrance” (S.20 V.14)
“And establish the prayer verily Prayer prevents lewdness and evil and the remembrance of Allah is greater…”
(S.29 V.45)
This fearful Muslim says when leaving his home for the prayer: “O Allah place in my heart light, and in my sight light and in my hearing light and on my right side light and on my left light and over me light, and below me light and in front of me light and behind me light, and make this light great for me” (Bukhari, Muslim) When his feet come closer to the masjid then he calls out with another remembrance, for the messenger of Allah (Salla Allahu Alaihi Wa Sallam) has said: “when one of you enters the masjid then he should send blessing upon the prophet (Salla Allahu Alaihi Wa Sallam), then say: O Allah open for me the gates of Your mercy. In addition, when he leaves he should say: O Allah I ask You from Your blessings” (Muslim, Abu Dawood, Ibn Majah) On the authority of Haywah Ibn Shuraih who said: I met Uqbah Ibn Muslim and I said to him: I have heard that you have narrated a Hadith from Abdullah Ibn Amru Ibn Al-Aas from the Prophet (Salla Allahu Alaihi Wa Sallam) that when he would enter the Masjid he would say: “I seek refuge with Allah the Great, and with His Glorious Face, and His Eternal Authority, from the accursed Satan. He said: Is that all? I said yes. He said: So when you say that Satan says: He has been protected from me for the rest of the day” (Abu Dawood) Brother Muslim, when you ponder all of this, you will realize the secret connection between neglecting prayers and following one’s desires.
O Muslims, this long Islamic day is mixed with supplications for eating and drinking, traveling and returning, sleeping and wakefulness, tiresome and difficult times, health and sickness, supplications for this life and its worries, debts and its payments, seeking ones sustenance, relationship with one’s family, and the righteousness of children.
Supplications, statements of praise, together with utilizing the proper means and legislated efforts in this life, so that the Muslim can fulfill the duty of leadership as he should; Faith and practice, belief and method in apprehensive beginnings. Allah says in the Qur’aan in surat Al-Baqarah:
“Our Lord give us in this life good and in the next life good and save us from the punishment of the fire” (S.2 V.201)
I seek refuge in Allah from the accursed Satan: Allah says in the Qur’aan in surat Ar-Ra’d:
“Those who believe and their hearts are tranquil from the remembrance of Allah, Is it not through the remembrance of Allah that the hearts feel tranquility? Those that believed and did good deeds, paradise is for them and the best of Abodes” (S.13 V.28—29)
O Allah! Forgive all our sins
O Allah! Accept us for Your service and for the Service of Islam and Muslims
O Allah! Give us strength of Iman
O Allah! Accept all of us Dawah worker in Japan
O Allah! Guide all the people in Japan and all over the world to Islam
O Allah! Give rizq in abundance to all Muslims in Japan
O Allah! Give shifa to those who are sick
O Allah! Grant safety and security in Japan and all over the world Aamin ya Rabbil Aalamin
e world Aamin ya Rabbil Aalamin
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