30/9/2010
Emailイスラーム講座
Lesson27
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において
 アッサラームアライクム。イスラミックセンターからのEmailイスラーム講座の第27回のレッスンをお届けいたします。

イスラーム信仰の第4の柱
諸使徒を信じること

 イスラームは、徹底的に平和の立法と慈悲の宗教です。その教えに無知な者、そのシステムを敵視する者、あるいは明白な証拠を受け入れず傲慢な者のみがこの事実に意義を唱えます。

 イスラーム・ムスリム世界の根底は、次のようなことに基づいています。平和を築くこと、安全、挨拶、魂の救済に達すること、自我を服従(平和と安全に至るために正義に服従し、個人の自由意志による平和的環境に立つことを意味する)させること。事実「サラーム」の意味は、「魂の救済に達すること」、「アスラマ」は、服従すること、ムスリムとなること、平和を築くことです。

 この観点から、イスラームは、至高なるアッラーに服従すること、彼の命令に従うだけでなく、彼の権限を引き受けることであるといえます。それは、至高なるアッラーに完全服従し、彼にのみ仕えるということです。それから預言者ムハンマド様(彼に祝福と平安あれ)のメッセージを受け入れ順守することです。これは、ムスリムはイスラームの平和で安全な傘の下にいることを意味します。

 至高なるアッラーはムスリムに安全で平和な環境のもとで生きることをお望みになり、平和普及と永続のためにムスリムが努力をすることをお望みになっています。

 イスラームが平和的環境で生きることを意味することは、至高なるアッラーへの服従の結果を反映しています。聖クルアーンは全人類がイスラーム、即ち平和を受け入れることを欲し、悪魔(シャイターン)に従わぬよう我々に喚起しています。至高なるアッラーは、聖クルアーンにおいて次のように仰っています。
يَا أَيُّهَا الَّذِينَ آمَنُواْ ادْخُلُواْ فِي السِّلْمِ كَآفَّةً وَلاَ تَتَّبِعُواْ خُطُوَاتِ الشَّيْطَانِ إِنَّهُ لَكُمْ عَدُوٌّ مُّبِينٌ
あなたがた信仰する者よ、心を込めてイスラーム(平安の境)に入れ。悪魔の歩みを追ってはならない。本当にかれは、あなたがたにとって公然の敵である。(第2章 雌牛章 (アル・バカラ)208節)

 悪魔(シャイターン)は、平和の敵です。この章は、もし信者が平和と同調を実現するアッラーの道に従うことから立ち止まり後退するのなら、抵抗できないアッラーの偉力を思い起こしなさいという喚起に続きます。
“イスラーム”と“ムスリム”という言葉は、聖クルアーンの多くの節に言及されています。
….مِلَّةَ أَبِيكُمْ إِبْرَاهِيمَ هُوَ سَمَّاكُمُ الْمُسْلِمينَ مِن قَبْلُ وَفِي هَذَا لِيَكُونَ الرَّسُولُ شَهِيدًا عَلَيْكُمْ وَتَكُونُوا شُهَدَاء عَلَى النَّاسِ….
これはあなたがたの祖先、イブラーヒームの教義である。かれは以前も、またこの(クルアーン)においても、あなたがたをムスリムと名付けられた。使徒はあなたがたのための立証者であり、またあなたがたは人びとのための立証者である。(第22章 巡礼章(アル・ハッジ)78節)

 この宗教の本質は、万有の主への従順な服従です。
إِذْ قَالَ لَهُ رَبُّهُ أَسْلِمْ قَالَ أَسْلَمْتُ لِرَبِّ الْعَالَمِينَ
主がかれに向かって、「服従、帰依しなさい。」と仰せられた時を思い起せ。かれは、「わたしは、万有の主に服従、帰依します。」と申し上げた。 (第2章 雌牛章(アル・バカラ)131節

وَأُمِرْنَا لِنُسْلِمَ لِرَبِّ الْعَالَمِينَ
わたしたちは、万有の主に服従、帰依しなさいと命じられている。(第6章 家畜章(アル・アンアーム)71節)

(次に続きます、インシャーアッラー。)

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