23/9/2010
Emailイスラーム講座
Lesson26
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において
 アッサラームアライクム。イスラミックセンターからのEmailイスラーム講座の第26回のレッスンをお届けいたします。

イスラーム信仰の第4の柱
諸使徒を信じること

あらゆる議論は、法外な者に対する以外は、礼儀正しく適切な方法でしなくてはなりません。至高なるアッラーは、聖クルアーンにおいて次のように仰っています。

وَلَا تُجَادِلُوا أَهْلَ الْكِتَابِ إِلَّا بِالَّتِي هِيَ أَحْسَنُ إِلَّا الَّذِينَ ظَلَمُوا مِنْهُمْ وَقُولُوا آمَنَّا بِالَّذِي أُنزِلَ إِلَيْنَا وَأُنزِلَ إِلَيْكُمْ وَإِلَهُنَا وَإِلَهُكُمْ وَاحِدٌ وَنَحْنُ لَهُ مُسْلِمُونَ

また啓典の民と議論するさいには、立派な(態度で)臨め。かれらの中不義を行う者にたいしては別である。それで言ってやるがいい。「わたしたちは、自分たちに下されたものを信じ、あなたがたに下されたものを信じる。わたしたちの神(アッラー)とあなたがたの神(アッラー)は同じである。わたしたちはかれに服従、帰依するのである。」(第29章蜘蛛章(アル・アンカブート)46節)

そういった態度を取らなければならない理由は、預言者ムハンマド様(彼に平安と祝福あれ)が全人類に遣わされた預言者だからです。聖クルアーンはいくつもの節のなかで全人類に対し次のように宣言しています。

 وَمَا أَرْسَلْنَاكَ إِلَّا كَافَّةً لِّلنَّاسِ بَشِيرًا وَنَذِيرًا
 われは、全人類への吉報の伝達者また警告者として、あなたを遣わした(第34章サバア章28節)
 مَّا كَانَ مُحَمَّدٌ أَبَا أَحَدٍ مِّن رِّجَالِكُمْ وَلَكِن رَّسُولَ اللَّهِ وَخَاتَمَ النَّبِيِّينَ
 ムハンマドは、あなたがた男たちの誰の父親でもない。しかし、アッラーの使徒であり、また預言者たちの封緘である。(第33章 部族連合章(アル・アハザーブ)40節)
 تَبَارَكَ الَّذِي نَزَّلَ الْفُرْقَانَ عَلَى عَبْدِهِ لِيَكُونَ لِلْعَالَمِينَ نَذِيرًا

万民への警告者とするために、かれのしもベに識別を下された方に祝福あれ。(第25章 識別章(アル・フルカーン)1節)

 وَلَقَدْ كَرَّمْنَا بَنِي آدَمَ وَحَمَلْنَاهُمْ فِي الْبَرِّ وَالْبَحْرِ وَرَزَقْنَاهُم مِّنَ الطَّيِّبَاتِ وَفَضَّلْنَاهُمْ عَلَى كَثِيرٍ مِّمَّنْ خَلَقْنَا تَفْضِيلاً

われはアーダムの子孫を重んじて海陸にかれらを運び、また種々の良い(暮らし向きのための)ものを支給し、またわれが創造した多くの優れたものの上に、かれらを優越させたのである。(第17章(アル・イスラーゥ)章旅の夜70節)   

全人類はこのイスラームの教えに呼びかけられています。聖クルアーンでは頻繁に「おお!人間よ!」と人類全体に呼びかけることから始まっています。これは、人々が権利と責任に関して平等であるということを示しています。宗教的権利とは、民族的、政治的、個人的、社会的そして経済的権利は言うまでもなく、そのような類のもの全てを認め、保障します。アッラーが使徒を送らなかった民族はありません。

إِنَّا أَرْسَلْنَاكَ بِالْحَقِّ بَشِيرًا وَنَذِيرًا وَإِن مِّنْ أُمَّةٍ إِلَّا خلَا فِيهَا نَذِيرٌ

本当にわれは、吉報の伝達者として、また警告者として、真理を持たせてあなたを遣わした。(またこれまでも)どの民にもかれらの間に、一人の警告者が行かなかったものはない。(第35章 創造者章(ファーティル)24節) 

(次回へ続きます、インシャーアッラー)

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