イスラミックセンター・ジャパンは、聖クルアーンのアル＝ファーティハ章（開端章）を解説したの最初のレッスンをお送りします。私たちと私たちの家族が、クルアーンを暗唱し、その意味を理解し、クルアーンが私達の人生における行動の指針となりますように。
聖クルアーンは至高なるアッラーの御言葉です。
至高なるアッラーは、次のように仰れました。
「万民への警告者とするために、かれのしもベに識別を下された方に祝福あれ。」（第25章 識別章 第１節）
「それでわれは、凡ての事物を解き明かす啓典をあなたに下した」(第16章 蜜蜂章 第８９節)
「アッラーからの御光と、明瞭な啓典が今正にあなたがたに下ったのである。」（第5章 食卓章 第15節）
預言者ムハンマド（彼に祝福と平安あれ）は次のように述べられました。「あなた方(ムスリム)のなかで最も善い者は、クルアーンを学び、そして（他人に）教える者です。」（サヒーフ・アル＝ブハーリー）
アル＝ファーティハ章（開端章）は、まさにクルアーンの真髄と呼べる、7節から成る最初の美しい章です。それは、私達に完全なる祈りを教えています。（クルアーンを分類する各章は、スーラと呼ばれています。一度に啓示されたスーラもあれば、分割して啓示されたスーラもあります。そしていくつかのスーラは長く、他のいくつかのスーラは短いです。スーラの各節はアーヤと呼ばれています。アーヤという言葉には“しるし”という意味もあります。アル＝ファーティハ章は礼拝において各ラカアで読誦され、他の様々な機会においても読誦されます。）
預言者ムハンマド（彼に祝福と平安あれ）は次のように伝えています。「アル＝ファーティハ章は、クルアーンにおいて最も優れた章である。それは、私に与えられたアル＝サブゥ・アル＝マサーニー（7つの繰り返えされる節）であり偉大なるクルアーンである。」（サヒーフ・アル＝ブハーリー）
添付ファイルのクルアーンは、イスラミックセンター・ジャパンのサラートの冊子からの抜粋です。冊子にカナも載っていますので参考にしてください。
開端章(アル・ファーティハ)
マッカ啓示 7節
1．慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。
2．万有の主、アッラーにこそ凡ての称讃あれ、
3．慈悲あまねく慈愛深き御方、
4．最後の審きの日の主宰者に。
5．わたしたちはあなたにのみ崇め仕え、あなたにのみ御助けを請い願う。
6．わたしたちを正しい道に導きたまえ、
7．あなたが御恵みを下された人々の道に、あなたの怒りを受けし者、また踏み迷える人々の道ではなく。
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