ハッジ 巡礼

イスラミックセンター編著


(九)巡礼関係の特殊用語


メッカ(Mecca)サウジアラビアの一都市で、聖なるカーバ神殿のある所として、全 世界のイスラーム信者の聖地となっています。


カーバ神殿(Ka'aba)四角形の建造物で、預言者アブラハムとその子預言者イスマイ ル(かれらの上に平安あれ)が最初に建立した「最古の神の家」。


キブラ(Qibla) ムスリムは、世界のどの地にいても、礼拝の時には必ずカーバ神殿の方向に顔を向け て立ちます。このカーバ神殿の方向をキブラといいます。


ハッジ〔Hajj〕イスラームの教えによって定められた月(イスラーム暦の十二月)に 行なわれる巡礼のことで、これはオムラとは区別して特に「大巡礼」といわれていま す。


オムラ(Umra)バッジと区別して、普通「小巡礼」といわれ、これには特定の期間は なく、信者の希望する時、いつでも参加できます。


イフラーム(Ihram)巡礼中に着用する特別の衣服のことで、これを身につけることに よって、アッラーへの絶対的な帰依を表現するわけです。


タワーフ〔Tawaf)カーバ神殿を回巡すること。


サーイ(Sa'ai)サファとマルワの二つの丘の間を七度び駆け足で往復する儀式のこ とです。「サーイ」とは、もともと、「水」という意味ですが、この行事は、かって 預言者アブラハムの妻ハガールが、その子イスマイルのために、水を求めてこの二つ の丘を駆けまわったという故事に由来したものです。


ザムザム(Zamzam)メッカにある泉のことですが、これは預言者アブラハムがかれの 妻ハガールと息子のイスマイルを残して旅立った時、ハガールがイスマイルのために 水を探し求めている際中に、イスマイルが発見したものです。


アス・サファとアル・マルワ(As-Safa & Al-Marwa)メッカ市内の二つの低い丘。


アラファト(Arafat)メッカ郊外にある山と平地。


ミナ(Mina)メッカ郊外の谷。


ズル・ヒッジャ(Dhul-Hijja)イスラーム暦の十二月。


イードゥル・アドハ(Eid-ul-Adha)イスラーム暦の十二月十日に行われる犠牲際。


アル・マスジッド・アル・ナバウィ(Al-Masjid An-Nabawi)メディナの聖預言者モスク。


アル・マスジッド・アル・アクサ(Al-Masjid Al-Aqsa)エルサレムのソロモン神殿の跡に建てられているモスク。





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