サウム(断食)

イスラミックセンター編著



十二、断食明けの喜捨(ザカートとサダカ)


イスラーム社会では、貧困者が放置されないように気を配ることは、すべてのムスリムにとっての重要な務めであります。この考え方にもとずいて、人はだれでも、もし余裕があれば、断食明けの前か、断食明けの日の礼拝前に貧困者に何か施物をするように、求めています。



この慈善行為は、ザカート・ウ・フィトル、またはサダカト・ル・フィドルとして知られているものです。



聖預言者(かれの上に平安あれ)は、「ラマダーン中の断食も、もしそのあとでサダカの施しをしなくては、アッラーには認められない。」また「サダカは、断食をする者の斎戒の一つの方法である。」と述べられており、この際の金額は、少なくとも一定の代金に相当するものとされています。







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